ラウンドブリリアント・ダイヤモンド(無処理)

ライブラリ
2018年04月22日

ダイヤモンドという言葉は、ギリシャ語のアダマス(”征服される”の意)が語源です。自然界で最も硬い物質であることから、こう呼ばれたのでしょう。

ダイヤモンドは1725年頃ブラジルで発見されるまでは、インドが唯一の産地でした。インドでは紀元前800年にはすでにお守りとして尊ばれ、価値あるも のだったようです。その後、ペルシャのインド侵略を契機にダイヤモンドがヨーロッパに伝わっていったといわれています。かつてインドでは、カットは原石の 欠点のある部分だけを取り除くだけのもので、原石の目減りを最小限にとどめていました。ヨーロッパでは15世紀になると、王室の女性たちがダイヤモンドを 身につけはじめました。また現在の研磨のもととなる、ダイヤモンドパウダーを使う新しい研磨技術が開発されました。そしてローズカットに続き、17世紀の 中頃にはマザランによってブリリアントカットの原形が発明され、改良が加えられていきました。ブリリアントカットは、原石のロス率が50%またはそれ以上 にもなりますが、ダイヤモンドの美しい輝きが引き出せる画期的なものです。

写真のダイヤモンドの美しさは”虹色の分散光””強い輝き””きらめき”のほどよいバランスで成り立っています。太陽光線や電灯の下では、プリズムに見ら れるような赤、黄、緑、青の分散光(ディスパージョン)がダイヤモンドの内部から放たれます。そしてダイヤモンドを動かすと、カットによって作られたモザ イク模様が強い輝きを伴ってきらきらときらめき、そのさまはなんとも神秘的です。

”分散光”輝き””きらめき”の三つのバランスは、カッターが決める角度によって微妙に変化します。虹色の分散光をより多く出すと輝きが多少犠牲にな り、すげてが最高になることはありません。自然の力によって一つひとつ個性を持って生まれたダイヤモンドの原石は、人間の技術によってまた一つひとつ個性 が与えられます。


Ring, Platinum 
Round Brilliant Diamond 1 pc
5.05 ct 
Untreated 
Diamond 2 pc
0.69 ct 
US $180,000

Name of mineral : Diamond
Mohs hardness : 10
Refractive index : 2.417
Specific gravity : 3.52

 

 


Name of mineral : Diamond
Mohs hardness : 10
Refractive index : 2.417
Specific gravity : 3.52

Weight: 5.25 ct
Size (mm) : Diameter 11.2 x D 6.79
Untreated
Gem Quality
US $250,000

原石とカット

ダイヤモンドの原石には、多種多様な形、色、品質があります。工業用ダイヤモンドは別にして、ここでは宝石用の原石を三つに大別して取り上げました。原石 の善し悪しが、カットされたダイヤモンドの”美しい輝き”の決め手になっていることがわかります。カットの善し悪しは、同様の品質の原石から研磨された場 合の優劣を左右しますが、もともと劣る原石に優れたカットを施しても“美しい輝き”は得られないことを知っておいてください。

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ソーヤブル

ソーヤブルは二つのピラミッドを合わせたような正八面体の原石です。のこぎりで切ること(saw)ができる(able)という意味で、ロシア、ナミビアの 鉱山から多く産出されます。ダイヤモンドのパウダーをつけた刃で切断して、通常大小2個のダイヤモンドに研磨します。ソーヤブルは全宝石用原石の 10~20%しかありませんが、比較的研磨に障害が少なく、形が整っているため効率よく仕上げることができるので、大きさにかかわらず貴重なものといえま す。

ニアー・ジェム

ニアー・ジェムは宝石用に近い本来工業用を意味する原石で、透明度に欠け、大きな炭素の黒点(カーボン)や亀裂の多いものがほとんどです。研磨されたダイ ヤモンドも透明度が低く、美しさは今ひとつで、低単位のジュエリーに使用されます。レーザーでダイヤモンドに穴を開けて黒点を取り除く処理や、表面に出て いる亀裂に樹脂などを含浸させて亀裂を見えにくくする処理の有無に注意する必要があります。処理の有無により、価格が大きく異なるからです。

メイカブル

メイカブルは作ること(make)dができる(able)という意味で、形がまちまちなので、一つひとつの原石の形に対応して研磨されます。メイカブルは 中級品の素材ですが、中には原石の形は悪くとも良質に磨き上がるものもあり、また一方では美しさに欠ける低品質のものも生まれます。現在、小粒のメイカブ ルは主にインドで研磨されています。

品質の見分け方

ダイヤモンドの品質は、美しい輝き、欠点の有無と程度、サイズの3つのポイントで判定します。

“美しい輝き”は素材の善し悪しとカットで決まります。美しく輝くダイヤモンドの絶対必要条件は、原石の透明度が高く、グレイみやブラウンみ、強い蛍光 性、グレインライン(結晶成長する時に生じるねじれのような線)などがない素材であることです。このような素材に優れたカットが施されたものが、ビュー ティーグレードSの美しく輝くダイヤモンドです。ビューティーグレードBになると輝きが減少し、Dでは半透明に近く、美しさに欠けてしまいます。この美し い輝きの程度を見極めることが、見分けの第一のポイントです。

次に欠点は心地良さを損なう黒く見えるインクルージョン、耐久性に影響するクリーベイジの有無が決め手です。IFやVVSは別としてVS、SIクラスでは 欠点であるかどうか、クラリティの種類で位置を確認して判断することが必要です。I1~I3は肉眼でキズが見え美しさに影響しているものです。

QUALITY SCALE
ALEXANDRITES
Untreated

クオリティスケール上でみた品質の3ゾーン 

1カラットサイズに研磨される
宝石中で占める個数の比率

価値指数表

CT Size

Gem Quality

Jewelry QualityAccessory Quality
1010.05.02.0
31.81.00.4
0.50.80.40.2